危険性
ドライアイスは低温なので、触れると凍傷を引き起こす恐れがあります。
ドライアイスが昇華して発生する二酸化炭素(炭酸ガス)は空気より重く、低い場所に滞留し、高濃度になり易いので注意が必要です。
取扱い及び、保管上の注意
・ドライアイスは超低温のため、直接触れると凍傷を起こしてしまいます。必ず乾いた皮手袋を着用してください。
・ドライアイスが昇華して発生する二酸化炭素(炭酸ガス)により、内圧が増加して破裂する危険があるので、容器に入れて密閉しないでください。
・密閉された室内等で使用する際は、酸欠防止のため、風通しを良くしてください。
・低温で昇華しやすいため、断熱性能の良い保冷容器に入れて保管してください。
・二酸化炭素(炭酸ガス)が滞留しやすい部屋に保管しないでください。
運送上の注意
・必ず、乾いた皮手袋を着用してください。重たく、滑りやすいので、注意が必要です。
・コンテナ等内部に二酸化炭素が滞留しやすい構造のものを用いて運送する場合は、換気を充分に行い、酸素欠乏に注意してください。
・持ち運びの際には、発泡スチロール等の箱に入れると良いでしょう。但し、密閉された容器は使用しないでください。
応急措置
【皮膚に付着した場合】
凍傷:軽い場合は、局所の摩擦だけで良いが、重い場合は擦らないで微温湯で加温し、ガーゼ等で軽く包んで速やかに医師の治療を受けて下さい。