LPガスは取引の単位として、通常m³(立方メートル、立米)を使います。
また、業務用の大型の機械ではガスの消費量を表す単位として〔Nm³、m³N〕が使われたりします。ここで使われるNは標準状態(その気体の温度が0℃で圧力が1気圧の状態)を意味します。大きさで表すと、1m×1m×1mの立方体が1m³になります。
LPガス1m³をご家庭で使用する場合、風呂ならば春の季節で3~4回分、木造7畳用のファンヒーターなら、最大火力で連続約11時間、ガスコンロならコーヒー約900杯分のお湯を沸かすことができます。
立米とは、主に建築業界、水道、ガス業界などで立方メートルと同じ意味で使われ、正しくは〔りゅうべい〕と読みます。似た単語に〔平米・へいべい m²〕があります。
LPガスは容器の中では液体の状態で貯蔵されており、このときには重量〔kg〕で量りますが、液体のLPガス1kgが気体に変わると、およそ0.5m³になります。