寒い日にはやっぱり、温かいお鍋と日本酒ですね。岡谷酸素では、清酒の酒蔵さんとガス屋さんの新たな取り組みを始めています。
「アルゴンでお酒を守る」取り組み
最近、清酒への使用が解禁されたガスの食品添加物「アルゴンガス」。不活性な(他の物質と反応しない)性質をもっており、食品の品質保持に役立つガスです。
清酒の華やかで繊細な香りや味は、空気などに触れることで少しずつ劣化してしまいます。そこで、アルゴンガスを使って空気に触れる機会を減らすことで劣化を抑えようと考えました。
少しでも造りたてに近い状態でお客様に届けたい、そんな酒蔵さんの想いが込められた取り組みです。
ご協力いただいたのは長野県辰野町小野に蔵を構える株式会社小野酒造店様(代表銘柄:夜明け前)。酒造りにおけるアルゴンガスの効能について共同研究を行い、実際の酒造りに採用いただきました。しかしながら酒造りはとても複雑でまだまだ検証が必要とのこと。検証が進めば、今後の業界活性化に大きく期待できます。ぜひこれからの動向にもご注目ください。
アルゴンガス(Ar)について
アルゴンガスは空気中に約1%含まれています。他の物質と反応しない(不活性)性質を持っているため、複層ガラスや金属溶接など、他の物質が混ざると変質してしまう繊細な作業に多く使われています。
近年、食品の酸化防止に用途が広がり、空気より重い特長を活かして、効率よくお酒を空気(酸素)に触れにくくするなどの役割を果たしています。
詳細は以下のブログで分かりやすく解説していますので、ぜひご覧ください♪
→食品の保存で大活躍!アルゴンガス特集【第1弾】
→アルゴンガス特集【第2弾】~岡谷酸素の食品添加用ガスについて~
お店紹介 株式会社小野酒造店様
創業1864年、明治維新前夜より150年以上続く老舗酒蔵。代表銘柄は「夜明け前」。自然豊かな小野の地で良質な酒米と水を使った妥協のない酒造りをしています。
最近では、日本酒の旨味成分αEGが豊富に入った新商品「夜明け前 絹香」を発売。栄養と美容のスーパーフード「酒粕」もおすすめです。