Loading...
ガス・ほっとステーション 

アルゴンガス特集【第2弾】~岡谷酸素の食品添加用ガスについて~

2020.08.21更新 - カテゴリ[お役立ち情報 ]

こんにちは!
最近は非常に暑い日が続きますね!
熱中症にはくれぐれもお気をつけて、水分補給はこまめにしましょう。
私も暑いと思ったら我慢せず冷房を付けるようにしています。

さて、前回のアルゴンガス特集では、アルゴンガスの特徴と、食品添加物として使えるようになるまでの経緯をお話ししました。
今回は、岡谷酸素で取り扱っているアルゴンガス以外の食品添加用ガスと、改めてアルゴンガスのすごいところをご紹介いたします♪

*窒素*
窒素はアルゴンと同じく不活性な(ほかの物質と反応しない)性質を持っています。
加えて、空気中にたくさんあるため安くて使いやすく、多くの食品工場で酸化防止用の食品添加物として使われています。
しかし窒素は重さが空気に近いため、空気を追い出して入れ替えるにはたくさんの量が必要です。

*二酸化炭素*
二酸化炭素も酸化防止によく使われる食品添加物です。水にたいへん溶けやすく、ガス自体がカビや害虫の抑制に効果があります。
しかし独特の風味があるため、たくさん入れると食品本来の風味を失ってしまう難点があります。
その風味や溶けやすさを生かして、水に溶かしこむことで炭酸水が作られます。

*酸素*
実は酸素も食品添加物として使えるガスです。
今まで「抗酸化」のお話のように、酸素と食品が手を取ることで食品の劣化が早まってしまう例をあげてきましたが、酸素を全てなくしてしまうと、品質に悪い影響が出ることもあります。
例えば、お肉や魚の色素は、酸素が全くない状態では赤紫色に変色してしまい、あまりおいしく見えません。そこでパッケージ中に少量の酸素を注入し、お肉の美味しそうな赤色を持続させる用途などで使います。

*アルゴン*
アルゴンガスは無色無臭の気体です。空気や窒素に比べて重く、(窒素の約1.43倍)大きな圧力を加えなくても空気の下に入ります。
そのため、窒素より少ない量で酸素と入れ替わることができます。

*アルゴンのすごいところまとめ*
・食品の酸化や菌の繁殖を防ぐ!→食品が長持ちに♪
・密度が高いので少しの量で酸素を追い出すことができる!
・水や油に溶けやすいので食品の中の酸素も追い出せる!
・食品本来の風味を損なわない!

以上、食品添加物アルゴン特集でした。
アルゴンガスの食品添加物としての魅力は伝わったでしょうか。
興味がある方はぜひお近くの岡谷酸素までご連絡ください♪