春になり新生活を迎え、生活スタイルが変わるという方がいらっしゃると思います。
今回は、「エネルギー供給のプロ」から暮らしに役立つ基本をご紹介いたします!
生活スタイルが変わらないという方も、暮らしの復習としてぜひご覧ください♪
記事の内容 |
1.ガスコンロの操作について
〇適切な火力調整で無駄をなくそう
強火で「中華料理」、弱火で「煮もの」等用途に応じて火力を調整しますが、間違った使い方をするとエネルギーを無駄にしてしまいます。
お湯が早く湧いてほしいと思うとき、ついついツマミを一番右にして強化力にしてしまいがちですが、鍋やヤカンの底から炎がはみ出していませんか?
実はこのはみ出している炎が「無駄」なのです。このカロリーをうまく使うためにも、炎を底からはみ出ないように調整しましょう。
〇ガスコンロの電池はアルカリ電池
ガスコンロの電源には、乾電池を使用するものと、コンセントに接続するものがありますが、ここでは、「乾電池」について触れていきます。
ガスコンロに使用する電池は、「アルカリ電池」をご使用ください。電池の種類には「マンガン電池」もありますが、ガスコンロには不向きですので使用しないでください。また電池交換をする際は、「必ずすべて交換する」、「アルカリとマンガンを混ぜない」がポイントとなります。
〇その他の機能を活用しよう
湯沸かしや、てんぷらなどに使われる「温度調整機能」。実はこの機能を使って、炊飯鍋でチーズケーキを作ることができます。
2.給湯器の操作について
〇給湯器リモコンの電源と電気ブレーカー
給湯器リモコンの電源は忘れずに入れましょう
停電などで電源が落ちた後、給湯器を使用する場合はリモコンのスイッチを入れてください。
現在のリモコンは、省エネ効果の向上により電源を小まめに消す必要がありません。
電気ブレーカーは入れたまま、給湯器本体のプラグは刺したままにしましょう
凍結防止に電気を用いますので、家を外される際でもこれらは操作しないでください。
〇ガス器具を安全に使うために
給湯器本体の周りには物を置かないようにしましょう
給湯器の近くに空気の流れを妨げるものがあると、不完全燃焼が発生することがあります。大変危険ですので今一度ご確認ください。
〇追いだき付き給湯器のポイント
循環金具のフィルターを定期的にお掃除しましょう
追いだきは専用の金具(循環金具)から風呂の中のお湯を吸って、温めなおして戻しています。そのため、お風呂のお水を吸う場所には汚れが溜まりやすいです。(フィルターは左に回すと簡単に外せます。)
冬場は循環金具より5cm以上の高さまで水を溜めましょう
追いだき付き給湯器は冬の間、配管凍結防止のために水を循環させる機能があります。お湯を入れ替えるとき以外は、循環金具の高さからさらに5cm以上の高さまで水を溜めておいてください。
(参考:岡谷酸素ホット情報Digital 給湯器の配管凍結にご注意ください!)
入浴剤の注意事項をよく確認しましょう
追いだきの際に浴槽のお湯を配管内に入れる関係上、浴槽のお湯が配管に対して悪影響を与えるものは避けたいです。入浴剤の一部には配管内にダメージを与えるものがあるため、入浴剤の注意事項をよく確認してからご使用ください。
お風呂の熱を逃がさない工夫
ガス代を節約するためにできる工夫はたくさんあります。
・お風呂が沸いたらすぐに入る
・家族がいる場合はなるべく間隔を空けずに入る
・浴槽の蓋やお風呂の保温シートを利用して保温効果を高める
3.もしもに備えて設置場所を知っておこう!
新しいお家に引越したら、分電盤とLPガスメーターの設置を確認しておきましょう。
〇分電盤
電気の使いすぎや漏電を感知すると、ブレーカーが作動し電気が止まります。
電化製品の使用をやめ、作動したブレーカーを元の状態に戻せば、再び、電気が使えるようになります。
設置場所
・玄関の上部の壁
・下駄箱の中の上部
・洗面所の上部の壁
・キッチンの上部の壁 など
〇LPガスメーター
異常を感知するとLPガスが止まります。異常の内容は液晶画面に記号で表示されます。
ガスが止まった際には液晶に表示された内容をガス会社にご連絡ください。
設置場所
・屋外のガスボンベの近く
・建物の裏や側面
・共用の廊下にまとめて設置
・玄関の脇の金属製の扉の中 など
今回は新生活を迎える皆様に向けて、暮らしに役立つ基本情報をお伝えしました。いざというときに、対応できるようご家族にも共有してくださいね♪