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七草がゆを食べましょう♪

2021.01.05更新 - カテゴリ[お役立ち情報 ]

こんにちは!武居です。
お正月に食べ過ぎて若干胃の調子が悪いですが、気合を入れて頑張っていこうと思います…!
本年も岡谷酸素を、そしてひだまりCafeをよろしくお願いいたします。

さて今回は、「人日の節句(じんじつのせっく)」というイベントをご紹介します。

*人日の節句とは*
あまり耳なじみのない言葉ですが、「春の七草」と言えばピンとくる方も多いはず。
1月7日の朝に「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」の7種類の野菜を入れたおかゆを食べ、1年間の無病息災を願う行事です。

*人日の節句のはじまり*
人日の節句は江戸時代に制定されました。その文化の始まりには中国(唐)が影響しています。
かつて、唐の時代の中国では、正月から数えて7日目を「人日の日」として7種類の具材を煮込んだ汁物を食べる習慣がありました。
一方、奈良時代の日本には春に雪から顔を出した若草を摘む「若菜摘み」という宮中行事や、1月15日に7種類の穀物をおかゆにして食べるという風習がありました。平安時代になるとこれらが混ざり合って「1月7日に七草がゆを食べる」という習慣になったのではないかといわれています。
そして、江戸時代にこの習慣が「人日の節句」という正式な行事として制定され、一般に広く知られるようになったのだそうです。

*七草がゆの意味*
七草がゆは、1月7日に食べると邪気を払い万病を除くといわれ、無病息災の願いを込めて食べられています。
お正月のごちそうで疲れた胃腸をいたわる意味もあります。

*七草とは*
せり(芹):セリ科の植物です。秋田県ではきりたんぽ鍋に欠かせない食材になっています。
なずな(薺):ぺんぺん草ともいうアブラナ科の植物です。現在はよく見かける野草の一つですが、昔は貴重だったそうです。
ごぎょう(御形):ハハコグサ(母子草)といわれる黄色い花の咲く植物です。昔はヨモギの代わりに草餅に使われていたそうです。
はこべら(繁縷):ハコベ、コハコベといわれるナデシコ科の植物です。探してみると野原で多く見つけることができます。市販の七草セットは、このはこべらの比率がとても高いのだとか…?
ほとけのざ(仏の座):コオニタビラコ(小鬼田平子)といわれるキク科の植物。現在「ホトケノザ」と呼ばれているものはシソ科の別物で、こちらは食用ではありません。
すずな(菘):カブの昔の呼び名です。現在は「すずな」と言えばカブの葉のことを指すそうです。
すずしろ(蘿蔔):大根の昔の呼び名です。かつては葉の部分のみ入れましたが、カブと同じく、最近の七草がゆでは根の部分が入れられることも多いですね。

地域ごとに差があり、場所によっては餅がゆを食べるところや7種類の食材を入れるところ、あまりものなら何でも入れておかゆにするところなど様々です。
しかし、具材などの差はありますが、1年間の無病息災を願う気持ちは変わりません。
おかゆは味気ないからあまり食べないという方も、今年の「人日の節句」にはぜひ七草がゆを作って食べてみてはいかがでしょうか♪

☆しあわせレシピでも七草がゆのレシピを掲載中!
七草粥