ステンレスのTIG溶接焼けが軽減できるって本当?

ステンレスのTIG溶接時に発生する溶接焼け、皆さんはどんな方法で除去されていますか?
電解研磨機や酸洗いなどが一般的ですが、ワイヤーブラシで擦っているだけという方も多いのではないでしょうか。

ステンレス鋼の溶接焼け(スケール)の正体ってなに!

溶接時の熱によって、ステンレス中の組成が変化しスケール層とアンダースケール層という層が形成されます。
このスケール層がいわゆる溶接焼けと呼ばれる部分です。
これは、スケール層で温度が500℃~800℃付近になり、炭素とクロムが結合してクロム含有量が低下します。
そして、アンダースケール層でステンレスの特徴を発揮するといわれるクロム含有量の12%を下回ることにより、最大の特徴である耐腐食性に大きな影響を与えてしまうのです。

はじめから溶接焼けをなくす事ってできないの?

高額で大掛かりな設備の真空中かアルゴンチャンバーの中で溶接しない限り、焼けをゼロにする事は不可能です・・・
でも焼けを減らすことは簡単にできます!

ガスの流れでシールド性を大幅にアップ!

通常のTIGノズルを使っての溶接では、アルゴンガスがノズルの中で渦を巻いた状態(乱流)になっています。
そのために大気も一緒に巻き込んでしまいガンコな焼けになってしまいます。
では乱流を防ぐ(層流)にはどうすれば良いのでしょう?

答えは、ガスレンズを使えばいいんです。

ガスレンズとはコレットボディに網状のメッシュがついた特殊なコレットボディです。特殊といってもメーカー標準部品で、メッシュ部分から流れるガスはノズル内部で渦を巻くこと無く、層流となります。水道蛇口でみかける水の流れを良くしたり、水の飛び散りを防止するための泡沫キャップと原理が同じなんです。
また、ガスの流れをノズル内部で層流にする事により、ガスの到達距離を通常の約6倍までに高める事ができます。溶接箇所が狭い場合などはタングステン電極棒を長めに突き出すこともできますね。ただし平板の突合わせ溶接よりは、隅肉溶接などのガスが溜まりやすい溶接継手に威力を発揮します。

お手持ちのTIGトーチのコレットボディをガスレンズに、ノズルをガスレンズ用ノズルに交換し、ガスレンズ用ノズルとトーチボディの間にインシュレータをセットするだけで準備は完了です。
コレットは今までの物が使えます。(特殊トーチをご使用の場合や、一部トーチには取り付けができない場合、外径が太くなるため、溶接箇所により適さない場合があります。)

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