ニッケルなどのステンレスの原料となる金属が高騰しているなか、これらの成分が少ないSUS201、SUS202とSUS304などとは見分けることが困難です。
SUS201やSUS202は、SUS304と比較すると、耐食性が劣ります。
オーステナイト系のSUS304やSUS316は磁石がつかないという特徴があります。
したがって、従来は磁石によって見分けるマグネット法が一般的でした。
しかし、最近では、SUS201やSUS202をこれらのステンレスと偽るケースが出てきていると聞きます。
これらのSUS200系は非磁性体のため、マグネット法では判別ができません。
これらの判別には、新日鐵住金ステンレスとケミカル山本が共同開発したマンガンチェッカーが有効です。