ちゃんとパルス使ってますか? TIG ミドルパルス編

今回は、ミドルパルス(10~500HZ程度)に設定した場合の便利な使い方を説明します。

ミドルパルスは、主に薄板の溶接に使います。

薄板の溶接は、電流が高すぎるとすぐに溶け落ちてしまいますし、低い電流にするとなかなか溶けず、入熱がかかり過ぎてひずみの原因となります。
ですが、パルスを使うと、パルス電流で瞬間的に溶かした溶融プールをベース電流で冷やして凝固させる事ができるので、溶け落ちの防止に役立ちます。(パルス電流で瞬時に溶かした溶融プールは、一定電流で溶かした溶融プールよりも溶け込みの深さが浅い為です。)
また、周波数を上げていくと、アークの直進性が増して薄板のシビアなねらい位置に対応でき、溶融プールが振動し始めるので高速でトーチの移動ができ、ひずみの原因である入熱のかかり過ぎを防止できます。

現在市販されているTIG溶接機のほとんどにパルス機能が搭載されています(一部のポータブル機やサイリスタ機を除く)。
なかには、パネルの前面のふたを開けないと設定や調整が出来ない機種もあるので注意してください。
また、フルデジタル溶接機やインバーター機の一部には、パルス電流とベース電流を出す比率を変える事が出来る機能があります。
例えば、パルス電流の比率を10%、ベース電流を90%とすると、平均電流はベース電流に近くなり母材への過大な入熱を抑える事ができます。
従来機では50:50の比率でしかパルスを使えなかったので、当社がフルデジタル溶接機を勧める理由もこんな所にあります。

TIGのパルスはウロコ状のビートを作る為だけだと思っていたお客様、前回と今回はざっと簡単にパルスについてお話しましたが、お手持ちのTIG溶接機が宝の持ち腐れにならないようにパルス機能を使って有効に活用してくださいね。

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