ちゃんとパルス使ってますか? TIG ローパルス編

皆さんがTIG溶接をしている中で困っている事で多いのが、薄板のひずみや中厚板の裏波の不均一が挙げられると思います。
これらの問題はパルス機能を使うことにより、わりと簡単に低減できます。

そもそもTIG溶接でいうパルスとは、周期的に電流に強弱をつけることで深い溶け込みが得られる機能のことです。
パルスの単位はHZ(ヘルツ)で表示され、0.5HZに設定した場合は2秒間に1回の間隔で高い電流(パルス電流)と低い電流(ベース電流)を流します。
100Hzの場合は、1秒間にそれを100回繰り返すことになります。
今回はローパルス(低い周波数0.5~10 HZ程度)に設定した場合の使い方について説明します。
これは主に中・厚板の溶接や板厚違いの溶接かギャップ(隙間)のある溶接に使います。

まず中・厚板で裏波を出した溶接の場合は、パルス電流を高めに設定することで裏側まで深い溶け込みが得られ、トーチを一定速度で送ると、均一な裏波が形成されます。
板厚違いの溶接では、一定の電流で溶接しようとして、厚板側に電流を合わせると薄板が溶け落ち、薄板側に合わせると厚板が溶けません。
パルスを使用するとパルス電流で厚板を溶かし、ベース電流で凝固させる為、薄板も溶け落ちることなく溶接が可能になります。

次に、ギャップのある溶接では、一定電流で溶接すると大きく穴が開いてしまうだけですが、パルス電流で一瞬だけ母材を溶かし、ベース電流で凝固させることで板厚の1/3程度のギャップであれば溶加棒を使わなくても溶接できます。

ローパルスの他の便利な使い方として、溶加棒を使って余盛溶接をする場合に、パルス電流に合わせて溶加棒を入れると、一定電流で溶接するよりも溶融プールが大きいので溶加棒が入れやすく、入熱も高いので溶加棒が溶けやすくなります。
(この時、注意する事として、溶加棒は必ず溶融プールの端に入れるようにしてください。溶融プールの真ん中やタングステンの先に溶加棒を入れようとすると上手く溶けてくれません。)
また溶接機のカタログ等で見るきれいなウロコ状のビードもパルス電流とベース電流の差を大きくすれば簡単にできます。
点付けの連続でもきれいなウロコ状のビードが出来ますが、スイッチを何十回何百回も操作しなくても、パルスを使ってベース電流をアークが出るぎりぎりの低さに設定すれば入熱も抑えながら溶接できます。

一覧に戻る

高圧ガス溶接医療電気省エネ・創エネ家電取扱商品電力業務用LP法律についてのお問い合わせは、お気軽にどうぞ。

お近くの営業所を探すお問い合わせフォーム

岡谷酸素が選ばれる理由

  1. 対応力

    私たちは、地域の生活を支える会社として
    お客様のあらゆるご要望に耳を傾け
    すばやく対応することを大切にしています。

  2. 暮らしをフルサポート

    ガス以外にも、電気、太陽光、リフォームなど
    地域に密着したサービスを展開しており、
    地域を支える企業として暮らしをサポートしています。

  3. 安心・安全

    長年地域インフラを支えてこれたのは、
    安心・安全を第一に考えているから。
    高い技術を持った多くの資格取得者が
    在籍しています。