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うなぎを食べて元気に過ごそう♪

2023.07.03更新 - カテゴリ[お役立ち情報 ]

日に日に暑さが増し、本格的な夏の訪れを感じます。
こんな時は、スタミナ料理を食べて夏を乗り切れるようにしたいですよね。
古くからの日本の夏のスタミナ料理といえば、土用の丑の日の「うなぎ」。
今回は、土用の丑の日やうなぎについてご紹介します。

なぜ土用の丑の日に「うなぎ」

*由来*
古くから、土用の丑の日に「う」のつく食べ物を食べる風習がありました。
うなぎのみならず、梅・うどん・瓜なども食べられていました。

では、土用の丑の日に「うなぎ」がポピュラーとなったのはいつからでしょうか?
諸説ありますが、江戸時代に平賀源内が発案したという説が有力と言われています。
夏場に商売がうまくいかず困ったうなぎ屋が、平賀源内に相談をし、店先に「本日、土用の丑の日」という張り紙を貼りました。そうしたところ大繁盛したことで、他のうなぎ屋もまねるようになり「土用の丑の日はうなぎ」が根付いたといわれています。

長野県でうなぎといえば「岡谷市」

長野県でうなぎといえば、「うなぎのまち岡谷」で有名な岡谷市。
今回は、岡谷市役所 商業観光課に取材をしました!

*なぜ岡谷市のうなぎが有名?*
古くから諏訪湖や天竜川での漁業が盛んだった岡谷市では、うなぎ料理や川魚料理が郷土食として親しまれています。
うなぎの消費量は全国的に見ても高く、市内には伝統を引き継いだうなぎ屋さんが多く存在します。
現在は、「うなぎのまち岡谷」として知られるようになり、県内外からお客さんが訪れます。

*岡谷市ならではの調理法*
うなぎのかば焼きの調理法は、関東と関西で違いがあります。

●関東
背開き(腹開きは切腹を連想させるため、武士の文化である関東では好まれなかった)
白焼きしたあと、蒸してから再び焼く→ふわっと柔らかくなる!

●関西
腹開き(お互いに腹を割って話をしようという、商人の町ならではの理由から)
白焼きしたあと、蒸さずに焼く→パリッと香ばしい!

この2つの調理法がミックスされているのが岡谷流です。
●岡谷のうなぎ
さばきは関東風の「背開き」、焼きは関西風の「蒸さない」のが特徴です。
皮はパリッと、身はふっくらとした仕上がりになります。

岡谷独自「濃くて甘いタレ」と相まって、食べた瞬間に口いっぱいに広がる香ばしさと濃厚な味わいが楽しめます。

岡谷流のうなぎの味にハマった!という県外の人はお取り寄せをしたくなるほどだと言います。

*土用の丑の日は「寒の土用」がおすすめ?!*
実は、岡谷市は「寒の土用丑の日」発祥の地で、日本記念日協会にも「寒の土用丑の日」が登録されています。
うなぎが最もおいしくなるのは、脂の乗りがよい秋から冬にかけてだと言われています。

諏訪湖が凍り、御神渡りという神秘的現象にも出会うことのできるほどの寒さになる岡谷市で、「冬こそ栄養豊富なうなぎを食べて、元気に乗り切ろう!」とということで制定されました。

寒の土用丑の日を迎える1月には、岡谷市の学校給食でうなぎを出したり、「寒の土用丑の日キャンペーン」を各店舗で実施したりしています。

うなぎの給食は子供たちにも大人気とのことで、場所によっては一番のお楽しみ給食になっているようです♪

猛暑の夏を乗り切るため、刺すような寒さを乗り切るため、夏にも冬にも「土用の丑の日」にはうなぎを食べて元気に過ごしましょう!