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ガス・ほっとステーション 

着衣着火に気をつけましょう

2021.11.29更新 - カテゴリ[お役立ち情報 ]

こんにちは!武居です。
最近寒いですね。今朝は車が全面凍っていて、冬本番という雰囲気を感じました。

さて、こんな寒い時期に気を付けたいのが、冬用パジャマによくあるもふもふ(起毛)の服を着たまま料理をすることです。
起毛の衣類に火が触れたとき、一瞬にして生地の表面に炎が走ることがあります。これを「表面フラッシュ」といいます。起毛や羽毛の服は表面積が大きくて空気と触れる面積が広いため、着火と同時に燃え広がりやすいのです。

表面フラッシュで起こる炎は一瞬ですが、気づくのが遅れるなどで消火できずにいると髪や衣類そのものに燃え移ってしまう危険性があります。

*表面フラッシュの起きやすい条件*
1、服の素材が綿やレーヨンなどの繊維でできている
2、起毛素材や、パイル加工などで空気を含みやすくなっている
3、服が静電気を帯びて繊維が毛羽立っている
当てはまる項目が多いほど表面フラッシュは起きやすくなります。

*着衣着火予防のために*
・マフラーや手袋はとってからコンロを使う
・起毛の服や、袖のゆったりした服を着て料理をしない
・コンロの奥に調味料などを置かない
・コンロの奥や、上の棚にあるものを取るときにはいったん火を止める
・炎が鍋底からはみ出さないよう火力の調整をする
↑ガスコンロを効率よく使うためにも有効です!

*衣服に火がついてしまったら*
・すぐに近くの水をかける
・近くに水がない場合は床に転がって、火のついた部分を床に押し付ける
(炎は上に燃え広がるので、顔や気道をまもる意味もあります。)
☆慌てて動き回ると炎が酸素を取り込んでさらに激しく燃えてしまう恐れがあるので、焦らず落ち着いて対処法を思い出すことが大切です。

コンロによる着衣着火は長袖を着る季節になると増加するというデータもあります。着衣着火予防のポイントに気をつけて、寒い季節のガスコンロも安全に使いましょう!