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松茸のあれこれ

2020.10.05更新 - カテゴリ[お役立ち情報 ]

こんにちは!武居です。
ここ最近一気に涼しくなり、空もすっかり秋模様ですね。
今回は秋の味覚「松茸」についてご紹介します。

*松茸の旬*
松茸は7~11月頃が旬のきのこです。
人工栽培ができず、その年の気候によって収穫量が左右されることから特に国内産松茸は貴重な存在です。

*松茸の生産地*
そんな松茸ですが、実は国内での生産量は長野県が日本一なのです。2018年にはなんと国内で66.8%ものシェアを誇りました。
比較的、他の県に比べて松茸を手頃に楽しみやすい県だと言えますね♪

海外からの輸入品も含めると、出荷量1位は中国産の松茸で、全体の約45%を占めています。国産は全体の5%しかありません。
中国産の松茸は国内産と比べると安く手軽に買えるのが特長です♪
見た目はほぼ国内産のものと同じですが、店頭に並ぶまでに時間がかかるため、香りや食感は少し弱めです。

*今年の松茸*
今年の中国産松茸は、梅雨に雨が多かった影響で大変な豊作となったようです。
ところがコロナの影響で空輸ができず、日本にほとんど輸入されませんでした。そのせいで中国国内では松茸の価格が崩壊し、余るほどの大騒ぎとなっていたのだとか…。
たくさん食べられるのは少し羨ましいですね。

一方日本では、今年の梅雨は雨が少なく、暑い日が続いていました。
それにより生育が平年より遅く、まだ直売所にもほとんど並んでいないようです。
これから適度に雨が降り、気温が下がればまだ希望はあるとのこと。
今年の松茸ピークはいつになるのでしょうか。

*松茸が絶滅危惧種に!?*
松茸は「赤松」という松の根元に生えます。しかし、樹齢の高い木や全く人の手が入らない場所では育ちにくいという特徴があるそうです。
昔は松などの木を薪にするため定期的に人が山に入っていましたが、徐々に放置される山が増え、松茸があまり育たなくなってしまったのだとか。
そのため年々収穫量が減っており、その量は戦前の1%以下と言われています。
今年の7月にはなんと絶滅危惧種に指定されてしまいました。

今後も松茸を楽しむには、森林の手入れや保護が大切です。
森林を守ってこれからもおいしい信州産松茸を食べたいですね。