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知っていますか?十三夜

2019.09.27更新 - カテゴリ[お役立ち情報 ]

こんにちは!武居です。
秋が深まり、朝夕は肌寒く感じるほどですね。出勤時に車のフロントガラスが曇っているのを見て「涼しくなったなぁ」と実感する日々です。
さて、今回は9月の十五夜に次ぐ月見イベント、十三夜についてご紹介します。

*十三夜とは*
十三夜は、「旧暦9月13日の夜にかかる月」のことです。旧暦は新月を境にひと月が切り替わっていました。そのため、十三夜は新月から13日目の月を指します。新月から満月になるまでは約15日かかるため、十三夜に出るのは満月ではなく少し欠けた月です。しかしこの頃になると空気が澄み、天気が崩れにくい季節になるためとても美しい月を見ることができるそうです。

*片月見とその由来*
十五夜は平安時代に中国から伝わった行事ですが、十三夜は日本独自の風習であるといわれています。平安時代の貴族たちは十五夜と十三夜をどちらも月見の行事として大切にしていました。そのため十五夜と十三夜のどちらか一方の月だけを見ることを「片月見」または「片見月」と呼び、縁起が良くないとして嫌いました。また、十三夜は十五夜を見た庭と同じ場所で見るべきとされています。

*十三夜のお供え*
月見といえば、お月様へのお供えも浮かびますね。十三夜でも十五夜と同じくお団子を供えるほか、この時期に旬を迎える栗や豆などを供えます。このことから十三夜の月は「栗名月」「豆名月」とも呼びます。
また、長野県北安曇郡では「小麦の名月」と呼ばれ、この夜の天気で次の年の小麦の豊作を占うという風習があるそうです。

ちなみに、今年の十三夜は10月11日(月)です。
今まで十五夜しか見ていなかったという方、今年からは十三夜も見てみませんか?もしかしたら「片月見」をしていた年よりも幸運に恵まれるかもしれません。