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おそばのあれこれ

2018.12.27更新 - カテゴリ[お役立ち情報 ]

こんにちは!
今年も残すところあと少し、皆さんは年末をどのように過ごしますか?
年越しの食べ物といえばそばですね!
今回は、そばについて紹介いたします。

*そばの歴史
日本でそばが見られるようになったのは縄文時代からで、栽培を行い始めたのは古墳時代からと言われています。初めは、そばを麺にして食べていたのではなくそばの実のまま食べたり、そばの実を砕いてお湯でこねた「そばがき」を食していました。
現在の形状「そば切り」になったのは江戸時代頃からです。

*そばの栄養成分
そばには、身体に良い栄養素がたくさん詰まっています。

◎タンパク質
タンパク質は、人の体調を維持したり筋肉など体を作るために必要な栄養素です。そば粉に含まれているタンパク質には、必須アミノ酸が多く含まれているので成長期の子供に最適です。

◎ルチン
ルチンはポリフェノールの一種です。毛細血管の働きを強化したり抗酸化作用や紫外線吸収作用など様々な働きがあります。
しかし、ルチンは水に溶けやすい成分のため、そばを茹でる際お湯に溶けだしてしまいます。そばとあわせて、そば湯も飲めばしっかりと摂取できます。

◎でんぷん
でんぷんは、特に脳にとって大切なエネルギー源です。白米やパンなどにもでんぷんが多く含まれていますが、たくさん食べるとカロリーが気になりますね。
その点、そばのでんぷんは血糖値が上がりにくい性質を持っています。そのため、身体に脂肪をつけるインスリンの分泌が少なく脂肪がつきにくいので、安心してたくさん食べられますね。

その他に、ビタミンB群・食物繊維・カリウム・亜鉛などが含まれています。

*引っ越しそばの由来
江戸時代中期に、庶民の間で引っ越しのあいさつにそばを配るようになってから、引っ越しそばと言われるようになったそうです。この文化は、向こう3軒両隣と大家さんにそばを配りました。近くの意味の「そば」にかけ「おそばに末永く」と、そばの形状から「細く長いお付き合いをお願いします」という意味から、そばを渡していたそうです。
この風習は関東だけのもので、関西では引っ越しそばを配る風習はなかったそうです。

*年越しそばの由来
年越しの夜に食べる「年越しそば」の由来は諸説あり、それぞれそばの特徴やそばにまつわる逸話からきています。

◎そばの特徴
・「細く長い」⇒家族の健康長寿を祈っている
・「良く切れる」⇒今年一年の苦労、厄を断ち切る意味を込めて
・「金粉を集める時に使われていた」⇒お金が集まる縁起物だから

◎そばにまつわる逸話
江戸時代の商人が毎月末(晦日)にそばを食べていた名残で、大晦日にそばを食べる習慣があるのではないかという話もあります。

おそばを食べてよい年越しにしましょう♪

来年もよろしくお願いいたします。