こんにちは!まだまだ寒く、冷え症の方にはつらい季節です。皆様風邪などひいていませんか?今回は、身体をあっためてくれる「生姜」についてご紹介します☆
生姜と人間の関わりの歴史は大変古く、確認できているもので紀元前300~500年頃には塩やコショウなどと一緒に生姜を使って作った保存食や漢方薬として利用されていた記録が残っています。(日本には2~3世紀頃に中国から伝わってきたと言われています。)
*生で生姜を食べる!≪ジンゲロール≫*
生の生姜には免疫細胞を増やす働きがあります。それは、生姜に含まれる辛み成分ジンゲロールの効果です。ジンゲロールが血管に入ると、
それを敵と勘違いした免疫細胞が数を増やし、免疫を強化してくれます。さらに、ジンゲロールには、気管支炎などを引き起こす細菌類に対する殺菌作用を持っています。
そのため、お寿司などの生魚を食べるときに添えられているガリ(生姜の甘酢漬け)には、魚の臭みを消してくれるだけでなく、食中毒を防ぐ効果があるとされています。
*火を通して食べる!≪ショウガオール≫*
ジンゲロールは、熱を加えるとショウガオールに変化します。人間の血管には、血管の収縮や血小板の粘着性を高めてくれる物質があります。
しかし、そのバランスが崩れると血管が細くなったり、血小板の粘着性が強くなりすぎてしまうことがあります。
それを改善してくれるのがショウガオールです。ショウガオールには血管を拡張し、血行をよくしてくれる働きがあるため、体の隅々まで血液が行き渡り身体が温まります。
*生姜紅茶は冷え症・ダイエットの味方*
≪材料≫
・紅茶…1杯 ・生姜…1かけ ・黒糖かハチミツ…適量
≪作り方≫
生姜をすりおろし、熱々の紅茶に入れます。ちょっとピリッとした味が苦手な方は、黒糖やハチミツで甘さを加えてあげると飲みやすくなります。
(すりおろした生姜の繊維が気になる方は、生姜の絞り汁だけでもOKです)
生姜には身体の血行を良くして身体を温め、新陳代謝を促す作用があるので、冷え性の改善やダイエットに効果があります。
また、紅茶にはテアフラビンという抗菌、抗毒素、抗ウイルスに作用する物質が含まれているので、風邪やインフルエンザ予防にもなります。
甘みを加える時には、上白糖よりハチミツや黒糖を入れるのがおすすめです。特に黒糖は、上白糖に比べて体内に蓄えられにくく、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるので、ダイエット中の方でも安心です。