
プラズマ溶接は、非消耗電極式アーク溶接に属し、TIG溶接と同様にタングステン棒を電極に用います。
図1をご覧ください。TIG溶接は電極から母材に直接アークを移行させていますが、プラズマ溶接はアークを水冷インサートチップの孔を通過させて母材に移行させます。ですから、電極から発生したアークは水冷インサートチップによってウォール効果とサーマルピンチ効果を受けます。よって、アークは絞られ、エネルギー密度の高いアークとなり、インサートチップ孔から噴出します。そして噴出したアークはシールドガスによりさらにサーマルピンチ効果を受けますので、よりアークが絞られ母材に移行します。この時、このシールドガスに7~20%H2ガスを混合させると、より強いサーマルピンチ効果を受け、エネルギー密度の高いアークとなります。
このようにプラズマアークはインサートチップによって充分に絞られ、TIG溶接のアークに比べアークの広がりが狭くなるのです。
このように、TIG溶接法に比べ多くの特長がありますが、最も特長的なことは長時間安定した高品質な溶接ができる点です。
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